病院は勤務医を守ってくれるのか
勤務医が医事紛争に巻き込まれた場合、その勤務先の病院は勤務医をサポートしてくれるのでしょうか。最近、何人かの勤務医の先生と話をしていると、いざというとき病院は守ってくれなさそうだし、まずもって顧問弁護士にすぐに相談できそうな体制でもないし、顧問弁護士に相談しても、様子を見なさいといわれて、具体的な対応策を提示してくれない等の不満を聞きました。病院は病院で組織として対応するので、経営の観点から、勤務医をスケープゴードにして紛争を処理してしまうこともあり得ると思います。そのときに病院の顧問弁護士に相談しても、病院の弁護士ですから、病院の立場からどうなるかという発想で対応することになり、病院の立場から指示などをする可能性があり得ます。もちろん、勤務医の相談を受ける場合に、病院の立場で相談を受けること、病院と利益相反となった場合には、相談や受任はできないことを明言して相談を受けるべきだと思いますが、その辺は曖昧になっているところもあるかも知れません。
いずれにしても、このような場合、全面的に自分の味方になってくれる弁護士に相談する方が賢明です。弁護士会へ行けば弁護士に簡単に相談することができますし、またインターネット上で相談申込みを受け付けている事務所もありますので相談することも一つの手であると思います。
万全を期すならば、備えておくのであれば、個人的に顧問弁護士をつけておくことも一つの手です。多少費用は係りますが、いざというときに迅速な相談対応をしてもらえるので、セーフティネットの一つとして検討されるのも手です。うちの事務所でも安価で勤務医向けの顧問契約を準備しております。
もう一つ、余り教えたくないのですが(笑)、奥の手をお教えいたしましょう。
それは、普段から弁護士と仲良くなっておくことです。弁護士、特に医療関係紛争に携わる弁護士は、患者側、医師側どちらに立つにしても、様々な医師との関係を築いておいて、意見を聞ける関係を維持したいと思っているでしょう。
そこにつけ込んで(笑)、普段から知人、友人関係になっておくと、気軽に相談できることになり、事実上顧問弁護士を得たのと一緒です。回りを見渡して、弁護士がいないか、医療関係をやっている弁護士がいないかをチェックして、勉強会、研究会、呑み会でもいいですから何らかの交流を持ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、私にご連絡いただくのでも結構ですが(笑)
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